正常(ふつう)に生きられたらと
――――――そう ありえない夢を
コミカルで魅力的で一途で不器用で愛しい面を見せてくれるほど、悪としての所業が浮き彫りになって切なくなります
って、CCCでエリザと交流していてあらためて思ったのです
エリザの拷問行為とか、言峰の地下聖堂での子供たちへの仕打ちとか凛ちゃんを殺そうとしたこととか…思い出すと盲目的に愛せなくてすごくもやもやします
そういうキャラだからこそ惹かれるのかもしれませんが
ついでに、見る方にとっては気にならないかもしれませんが、いや寧ろ不快になる方がいるかもしれませんが、描く方として言峰について勝手に語っておきたいことをちょっとつらつらと
実はHFルートを最後までプレイしたのは結構遅くて、Zeroの言峰を描かなくなってからだから、たぶん全クリアしたのは今年に入ってからです
そこで言峰の過去とかをちゃんと読んでからずっと感じてはいたことなのですが、今、自分の中ではsnの言峰とZeroの言峰は完全に別物です
4次もZeroとは違う経緯をたどったと思っています
ZeroからFateにはまった身で言うのもなんなのですが…
公式がいかにZeroをsnの正式な過去だということにしようと、もしsn再アニメ化の時にZeroに合わせて改変されることがあろうと、私の中では言峰は原作snの設定のまま、あそこで語られたことが全てです
Zeroの言峰も未熟さ故の危うさというかそれはそれで違う魅力はあるのですが、snの、奥さんとの記憶や過去を改竄せず、彼女の死に涙できず、でも彼女の存在を無駄にできないからこそ生き続けた言峰が好きなので、そしてなにより、幼いころから自分の悪癖をずっと自覚していてそれと向き合って生きてきた言峰が好きなので、Zeroはあくまでパラレルだということにしたいのです
Zeroでの、ギルに露呈されるまで自分の性質を認められなかった言峰と、昔からずっと無慈悲なまでに正確な自意識を持っていたsnの言峰とを同一視はできないのです、自分は。
奥さんの死に際の記憶についてはゼロマテでフォローはありましたが、ショックだったのならそれこそ奥さんと自分の性質に関する記憶を捻じ曲げないで欲しかった
snでの言峰はあくまで奥さんへの感情の答えを出すことをフリーズさせたのであって、それを抱えて生きていくことを決意したのであって、Zeroのようにすべてをリセットしてしまっては奥さんの行動にも言峰の過去にも意味がなくなってしまうではないですか…
なので言峰やその過去について描くことがあった場合、Zeroではなくsnに沿っていると思って欲しいというか、そういうつもりで描いていますよという話
ところで特に告知もなく今月号のホロウが休載なんですが…トラブルがあったようですし、先月号ページ数少なかったしもしやと思ってましたが、このまま自然消滅とかなしですよ…