エレベーターに乗る英霊ってシュールですよね笑っていう

ランサーonエレベーター

いやちゃんとランサーは棒立ちじゃなくて一発様子見の槍かまして、逃げるキャスターを言われるまでもなくすぐさま霊体化して追ったと思いますけどね!念話萌え!!
#14のランサー台詞、扉開いたときの「ん?」だけだったけどエンドクレジットに名前載るんですね笑

 

ところで個人的にはUBWアニメにオリジナル追加シーンはなくていい派です
それが例えランサーや言峰のものであっても。
そりゃ出番が多いほうがうれし…いや、どうかな…コレジャナイとこ増える可能性ありますし…そりゃ反応はしちゃいますけど、それ入れるくらいならちゃんと原作のシーンやって欲しいです
#02の凛ちゃんと士郎の未公開シーンとか、それこそTVで放映して、他のオリジナル追加シーンをこそBD特典にするべきだったのでは…いやあれらよりもカットすべきじゃないシーンあったような…原作で印象的な場面ほど無かったり演出弱くて目立たないのは何故なんでしょう?
とか思っていたのですが2クール目のオリジナル追加シーンの量がそれどころではないのでもうなんかどうでもいいです

 

ついでに、竹箒日記に
いまさら言うまでもありませんが、原作とアニメは別物です。違うジャンルの娯楽です。
一つの目的地に向かって空路と海路で旅するぐらい違うものなのです。
だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。

と書かれていたので、この前ぶつくさ言った者として勝手にコメントを。

それはですね、わかってたし解ってるんですよ…
アニメはアニメの表現や活かし方があるし、原作そのままができるなんて思っていません
集団作業だからいろんな事情もあるでしょうし、きのこさんもこれを期に足したり変えてみたりしたいところあるでしょうし
それに必ずしも原作通りがいいとも思っていません
原作と違うけど好きなアニメ作品てたくさんありますし、原作と変えるからこそアニメとして素晴らしい表現にできる部分もありますし
まあ結局はその「アニメなりの表現や改変」が好みに合うかどうかに尽きるわけですけど!そんでこのUBWアニメが自分の好みじゃないとこ多くてもやもやするってだけですけど!!それとやっぱ自分はもっと作画や音楽にケレン味を求めてしまうんですよすみません!!

あと読後感云々は、「原作の持つ意味を理解し、読後感の印象を大事にして進めました」ってニュータイプのインタビューでufoの近藤社長自ら言ってたのですよ…まあ監督やスタッフじゃないので言質としては弱いですけど

 

でも、そうやってもろもろの改変を割り切ったとしても、
凛ちゃんだけは、よくあるツンデレチョロインや暴力や色気強調じゃなくて、もうちょっと原作での、凛々しくて毅然としようとしていてでも心の贅肉を捨てられない姿を描いてもらえなかったものかと納得しきれなかったりします
アニメの見栄えのために動きや表情を増やしたり女の子っぽさ(?)を強調したかったってのはわかる、わかるんですよでも
#13の士郎とアーチャーの”凛ちゃんが眩しい”発言で、「ど…どこら辺が…?」と思ってしまうようなキャラにはしてほしくなかった…

 

あとZero要素は、自分としては全く入れないで欲しかったのですが、入れるならこうやってじわじわ浸食せずに、放映前から「原作snと別物だよ!Zero続編だよ!そこからのファンも愉しんでね!」って開き直って発表して欲しかった、そんでどうせならもうZero準拠に思い切り変えてくれちゃえばよかったのにとも思います
そしたら期待も何もしなかったのに。
放送始まったらこれ違うって嫌でもわかることなのに、なんで事前のインタビューや竹箒日記でZeroとは別物ってお願いしてるufoもわかってくれてるって言葉を濁したりフォローしたりしてたんですか
かと思えば#03でTVでギルが綺礼と呼んでいた教会でのシーンは、後の話数とBDでは言峰呼びに修正されていて、わざわざ直すくらいなら最初からやらなければよいのに…というかそこは気を使うんですね…線引きはどこなんですかね…
サービスならサービスで、ファンに喜んでもらう意図でやったと自信を持っていたならそのままで押し通せばいいのになんかいろいろ中途半端だなあと感じてしまいます

 

過去のインタビュー読みかえしたら関係者の方々が口々に、Zeroのイメージをユーザーは持ってる、それはなかったことにはできない、ユーザーは求めてるみたいなことを言ってましたが、そして自分はZeroアニメからFateに入った人間ですが、Zeroを意識して欲しいなんてことは個人的には全くありませんでしたよ…stay nightらしいstay nightを作って欲しかっただけです
VITA版OPやUBWアニメの制作発表があったとき喜んだのは、「snの(再)映像化」に喜んだのであって、Zeroを作ったufoで作られることを喜んだわけでもZeroをふまえたsnが見られることを期待したわけでもありませんでしたよ
寧ろ嫌な予感はしていたからどうせ映像化してくれるなら他のスタジオのほうが…とも思ったりもしてましたよ正直…というのを歪曲表現してたのがこのあたり
ufoの表現ってUBWに合ってない気がしますし…

 

てかぶっちゃけ改変なんていらないんですよ、原作通りでいいんですよそれが動いてるのを見たいんですよ寧ろそれだけでいいんですよ!!
それは無理だってわかってるって最初に言ったことと矛盾してますけど!!!
できるだけ原作の魅力を再現することに尽力して欲しいんですよ!!!
原作が人気で素晴らしいんだからその通りに作ればいいのにいらんことしなくていいんですよ!!!せっかく予算も時間もあるんだから!!!

 

とかね…原作を先に知ってると粗捜し目線になっていけませんね…
いや、単に最近自分が思い込み激しくて心狭すぎて頑なすぎるのが悪いだけですね
われながら嫌なんですがまあ仕方ない…素直にたのしみたいと思ってはいるんですよ…
これだけのアニメ作品を作るのがどれだけ大変なことなのかは想像に難くないですし
だからこそよけいになんでこうしちゃうんだろう…?って部分が気になるわけで…

 

以下に、なんとか吹っ切るまでに…結局吹っ切れてませんが笑つらつらと書いたことをはきだしてしていきます
BD発売後までに書いたものなので2クール目については触れてません
長くてキモい上にえらそう…
UBWアニメのどこら辺がそんなに嫌なの?と気になる人や、自分もちょっと…と思うところがある人だけどうぞ
たのしんでる方は読まないでくださいね
これでネガいことは終わりにします。




BD特典のアニマテで、きのこさんは「肉を切り落として骨だけになった作品に、今度はアニメならではの肉付を付けていく」とおっしゃってましたが、自分としては骨もどっかいっちゃってませんかって心配ですよ…!!!

 

一番には、1クール目で、メインである士郎・凛・アーチャーの三人、特に凛ちゃんと士郎の関係性が積み重ねられているように感じられなかったからです

 

個人的には、#00でペンダントを一度失ったときにアーチャーに「そこまで強くある事はないだろう」言われない態度をとってる凛ちゃんもですが、#08の鮮血神殿で、慎二を煽ったことをやたら自慢げに語って、生徒たちの惨状にびびっているだけにされてしまったのが痛いです。
慎二を責めたてるシーンもギャグ入ってるせいで、真面目に怒りで我を忘れているように見えないので八つ当たりっぽいというか…
しかもその凛ちゃんの様子を全然士郎が見てないっていう。
自分の失態の口惜しさと悲しさでの震えと涙を堪える凛ちゃんと、それを見ていつもしっかりしてる遠坂も女の子なんだと気付く士郎どこいった…
…このアニメの凛ちゃんあんましっかりしてないけど…
夜もその場面を思い出して、「気丈で、したたかで、ほれぼれするぐらい華麗なクセに、とんでもないお人好し」な凛ちゃんの支えになりたいと思う士郎どこいった…
そのくせ隣の部屋で眠るセイバーちゃん意識するシーンは残すからなんかさあ…

 

凛ちゃんの描写に関しては自分は不満が多かったりします
葛木先生に吹っ飛ばされたときも原作だと咄嗟に避けたけど呪文が口にできない状態だったのに気絶させられてしまったり、イリヤちゃんとの戦闘が入ったせいで負け描写が増えてしまったし、藤ねえが襲われるシーンが画面の見栄えのために異空間に改変されたせいで原作では自力で脱出してたはずが、アーチャーの助けが必要になってしまってしかも開口一番が「アーチャー遅い!」とか、他にも細々とありますが、頼りなくて口ばかり達者な感じの描写ばっか増やされていて…
アニメから入ってたとしたら、凛ちゃんを好きになれてなかったろうな…って…
自分が原作で感じていた魅力があまり描かれず、別な女の子らしい弱さ?とかお尻ふりの色気?とかツンとデレと初期から赤面なちょろい感じが強化されててとても残念です

 

士郎のモノローグが無いのは彼という主人公の在り方を、一人称ではない客観視点でどれだけの視聴者の胸に届けられるか、という挑戦だそうですが
それが作品としてよい効果になっているかというとわりと疑問というか、自分としては盛り上がりに欠けてる気が…
てかモノローグないのはそれで仕方ないとして、だったらそれこそ凛ちゃんに関して言葉にしている台詞を地味に地味に削ってたのはどうかと思いますよ!!1クール目最後の「戻るなら遠坂とだ」とかさ!!
とかこう書いてると私がすごく士凛好きみたいですが特にそういうわけでもないです
UBWの軸として2人の関係が薄いとかわかりにくいのはまずいんじゃないの!?行動原理に響くよね!?メインでこれじゃ他のキャラの描写すごく不安なんですけど!?って感じているだけで。
でもなんか悲しいので今度2人の絵は描きたいです

 

テーマ性やヒロイン性も凛ちゃんがもっていくから、セイバーちゃんは絵力を最強にしてほしい、とにかく美しく!てのはきのこさんの要望だったらしいですが…そりゃわかるけど…
魅力的に描かれるに越したことはないですけど…ヒロインより目立つのはやっぱりどうかと…
これって凛ちゃんのほうがメインヒロインだったの!?って言う新規さんを見ると、だよね、このアニメってセイバーちゃんとくっつく話に見えてもおかしくないよね…ってなります
アニメでの凛ちゃんのヒロイン性がいまいちすぎて…そうじゃなければまだよかったのですが…
それと、凛ちゃんの役を持ってっちゃったり、小次郎相手にディルムッド相手にしたときのような騎士道精神出した台詞盛られたり、雨の中捨てられた子犬のような顔でキャスターに連れ去られるセイバーちゃんとか、自分としては受け入れがたいです…
最後のとこは、原作ではキャス子さんに必死に抗いながら涙をこぼしてしまうセイバーちゃんに感動したのに…ああああごめん!ごめんよ!!!ってなったのに…

 

戦闘力に関しても、原作との違いを無理やり解釈しなくていいやってもう…
アニメで解説が時間とるからって完全な燕返しをうったのにセイバーちゃんに避けられちゃうアサシンも、見栄えのために衛宮邸じゃなくて橋の上で襲ってZero海魔の影響の異空間発生させて接近戦でもセイバーちゃんの攻撃を避けられるキャスターさんも、士郎がマスターなステータス不足セイバーちゃんが宝具解放もしてないのに一度殺されちゃうバーサーカーも、バーサーカーに傷を負わせられない壊れた幻想も(あれはきのこさん解説によるとちゃんと一度殺していて再生後だそうですが再生シーンも無いので全然そう見えない、というか凛ちゃんが「ランクA相当の宝具を受けてなお無傷だなんて」言っちゃってるし)なんていなかった!!!!

あと戦闘力じゃないけど鮮血神殿に桜ちゃん巻きこんじゃうライダーさんもいなかった!!!
桜ちゃん出したかったのはわかるんですが、それでライダーさんと、他生徒スルーで桜ちゃん一直線で正義の味方どうした状態の士郎、ひいては桜ちゃんも「えっこれ気絶してるのって演技…?」って株を下げる結果にしかなってないなんて本末転倒だと思うのですが…

 

でも今回のマテリアルのおかげで、UBWアニメは原作者が関わっているにしても
これは「いまの」きのこさんが監修し、オリジナルシーンを書いたものであって
「当時の」きのこさんが書いた原作とは全然別物なんだな
原作ゲーム自体をUBWアニメで上書きする必要はないんだ
と自分のなかでようやく割り切ることができてきました
いやいまのきのこさんが書くものも好きですけどね、書きおろし小説とかツキッターとか
とりあえず今回のアニメに関してはってことです、うん

 

こんなにセイバーちゃん推すならやっぱりFate(セイバールート)から作ったほうがよかったんじゃ?とも思っていたのですが
セイバールートをを今アニメ化するならUBW以上に大幅に内容変えたほうがいいってきのこさんが言ってて
なんだ、そうなのか、原作に忠実なのはそっちでもやるつもりがないのか、とちょっと諦めというか納得もいきました

 

まあそりゃそうですよね、考えてみれば私だって…ならべて語るのはおこがましいですが、
もしも過去に自分が描いたものが好きだといわれても、また全く同じ期待に応えられるものは描かないし、描けないと思います
当時の原作まんまが好きなんだ見たいんだ!って言われても、10年前ともなればつくる側としては変えたくなりますよね
寧ろ変えたい足したい今の自分で今の時代に合わせて表現し直してみたいと思う方が、まだその作品に思い入れがあるということで、喜ぶべきことなのかもしれません
それを見る側が気に入るかどうかはまた別として。
見る側が感動したところと、つくる側は実は違うところを見ていたりしますしね…
ufoスタッフの解釈違いはなんかもう仕方ないし気にしないことにする…!

 

まあとにかく、そうやって、原作は変わらず好きでいて、アニメは別枠としてなるべくたのしめる部分はたのしめていけたらな、と思います

 

あ、そうそう、書きおろし小説、きのこさんの文も登場人物もやっぱ魅力的でなんかすごいずるい!!!
セイバーちゃん幸せになって!!って思っちゃうじゃん、いやちゃんと自分の生き方肯定できて幸せにはなってるんだけど!!これがUBWの特典じゃなきゃ素直に喜べたのにな…!!
てか最期まで書かれるとは思ってなくてちょっとびっくりしました!!あとマーリンの「いょっしゃ!」って反応に笑ってしまったんですけど!!っていうかなんでデザインに和風要素入ってるんですかね刀らぶに出ても違和感なさそうなビジュアルですねこの花咲か魔術師!!

マーリンのエクスカリバーやロンゴミニアドの解説を読むに、惑星(ほし)の楔的なこと言っててGOの伏線というか宣伝もちょっと兼ねてるっぽいですね…

あとすごく個人の好みの問題ですが、小説の背表紙等の箔押しカラーがBDのカバーに合わせてメタリックレッドなのが違和感あったりします
違う機会での発行だったらセイバーちゃんのイメージカラーの青か銀だったんじゃないかなーってそっちの装丁のほう見たかったなーとか…

Posted in: Fate, ufo版アニメUBW, アニメ・書籍・円盤・グッズ等感想

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